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花を植えています

2006年3月

2006年3月 8日

強ければ良いのか?

最近の日本ボクシング界ではなんと言っても圧倒的な話題をさらっているのが亀田兄弟でしょう。 長男の興毅はデビュー以来負けなし、つい最近は次男の大毅も1R10数秒か20数秒でKOするという派手なデビュー戦を飾ったようです。
さらにこのあと3男までが控えていると言うのだからすごい兄弟です。

特にこのように、自分自身の信念を貫き、育て、今も鍛え続けるお父さんの根性は真に敬服に値すると思います。どこの親も自分の子供をこういう風に育てたいという思いはあるのですが、なかなか仕事などの環境のせいにしたりして現実は子供本人よりも親自身の努力が続かないのが一般的ですから。

そしてそのような父親の姿を見ながら育ち「オヤジの思いに報いたい、親孝行したい」と子供に言わせるのですから本当に立派なものです。
たいした人だと思います。この親子には誰にも負けないと思えるくらいの強力な絆があるでしょう。

しかし、いつもこの兄弟のインタビューや試合前の相手に対する態度などを見ていると失礼極まりなく、いまいち納得できないというか気分が悪いのは私だけでしょうか。

私の知る限りでは芸能マスコミもタレントたちも持ち上げる一方で誰一人非難するというか、たしなめる人はいないようです。むしろ気を使いすぎて、無理して腹の中とは違う表情をしている人も見受けられるくらいですね。どうしてだれも教えてやらないのかな。

もちろんごく近しい人達は彼らの良さを十分に理解しているのでしょうが、私のような古臭い考えのファンにはそれが伝わってきません。

本人たちは(どうやら父親も)「強いものは嫌われるんや、だから大相撲の朝青龍が好きだ」などと言って開き直っているようですが、果たしてそうでしょうか。

朝青龍は強過ぎるから嫌われているのではなく、恐らく嫌っている人達の多くはふてぶてしすぎる彼の土俵態度が気に入らないのでしょう。
(少なくとも私はそうです。)

ただし土俵を降りると子供のように人懐っこい笑顔でとても好感が持てるし、インタビューを見ていても、またCMなどでもなんとなく頭のよさも伝わってきて、土俵以外の?彼を私は大好きです。

ファン心理としては、朝青龍にしても全盛期の貴乃花や昔の大鵬のように、強すぎる人の連勝をいったい誰が止めるのか、という興味があったり、また、彼らがが負けることで優勝争いが混沌としたりして単純に面白いから喜ぶのです。

プロのスポーツ選手なんだから(亀田のように)あのくらい強気でよい、と言う人もいるでしょうが、対戦相手に対するあの失礼な態度やインタビュアーに対する生意気なタメ口は、同じ日本人として見ていてとても嫌な気がします。

つい最近まで、ホリエモンを経営のカリスマのように持ち上げていたくせに、逮捕された途端「カネさえあれば何でも買える拝金主義はまちがい」などと言い出したマスコミは、どう考えているのでしょうか。

亀田兄弟にしてもあれだけ周囲が褒めちぎり、持ち上げることしかしなければそれこそ、それを見ている一般の子供たちは単純にあの姿に憧れをもち、あのような姿勢こそがプロ選手の正しい姿だと思ってしまう子も数多くいるのではないでしょうか。

経営は儲かればよい=ボクサーは強ければよい。 似ていますよね。

やはりその前に人としての礼儀はしっかりして欲しいと思います。
その上で「強いだけではなく、人物が出来ている」として多くのファンを持つ選手になって欲しいですね。まだ子供だからしょうがない、ではなく、いくらプロでも少年らしく、謙虚なところも見てみたいです。

是非そのような部分でも父親に自覚し教育して欲しい。

それにしてもこれだけ話題性のある兄弟だし大変な注目を集めているのだから、一人くらいたしなめる人間がいても不思議ではないと思うけどなぁ。

せめてTBSサンデーモーニングのスポーツコーナーでハリさんに「喝ッ!」と言ってもらいたいです。

そしていずれ私もイマイチ低迷している日本ボクシング界の輝く星として心のそこから100%応援できるファンになりたいものです。